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中央ユーラシアとは、その名の通りヨーロッパとアジアにまたがるユーラシア大陸内陸部を広く指す地域概念です。その範囲は、東はモンゴル高原・マンチュリア(中国東北部・ロシア極東部)から、チベット高原・東トルキスタン(中国新疆ウイグル自治区)・西トルキスタン(ウズベキスタン・クルグズスタン・タジキスタン・トルクメニスタン)・カザフ草原をへて、西は南ロシア草原まで連なる広大な地域をいい、中央アジア・北アジアをそのなかにふくみつつ、それを超えて東アジア・西アジア・東ヨーロッパとも重なりあっています。アジア・日本研究コースでは、このうち東方のモンゴルやマンチュリアを専門とするスタッフが授業を展開しているほか、西方については、西アジアの分野や共通外国語でペルシア語・トルコ語などを学ぶことができます。これにより、シルクロードを通じた東西交渉、イスラームやチベット仏教の拡散と浸透、モンゴル帝国・大清帝国などユーラシア規模の帝国の興衰、中国や旧ソ連による非漢人・非ロシア人地域支配など、多元的な視野から中央ユーラシアの諸問題について学ぶことが可能になっています。

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